ニュージーランド・ピノ・ノワールのサクセスストーリー

20年前には、ニュージーランドにおいてピノ・ノワールは、生産はおろか、ほとんどその存在を知られてもいませんでした。しかし現在では、この品種を祝う様々な理由が存在するようになり、818にはそのイベントが開催されます。

A bottle pouring pinot noir into a glass.
Pinot Noir being poured into a glass.
Bunches of pinot noir groups being poured onto a pile of grapes.

真冬のニュージーランドに設定された『インターナショナル・ピノ・ノワール・デー』は、当地で成功を収めたこの品種に敬意を表する良い機会です。皆さんが幸運にもニュージーランドの有名なピノ・ノワールの産地を訪れているとしたら、暖炉の火の前でくつろぎながら、豊かな果実味を持つ地元のワインを楽しむのがお勧めです。

毎年ニュージーランドでは、国中の生産者や、この旧来のブルゴーニュ品種に新たな息吹を吹き込んだ多くの熱心な関係者達が各々のやり方で『インターナショナル・ピノ・ノワール・デー』を祝います。ニュージーランド・ピノ・ノワールのサクセス・ストーリーは、運命のいたずらが無ければ、存在しなかったかもしれないのです。

ピノ・ノワールが最初にニュージーランド北島のワイララパに植えられたのは1883年のことですが、この品種が人気の兆しを見せ始めたのは1980年代も後半に入ってからでした。始めは地元のワイン品評会で賞を取るようになり、1990年代には国際的にその存在が認められるようになりました。まずオーストラリア、その後ロンドンで金賞を受賞し、ピノ・ノワールに適したポテンシャルを持つ新しい産地の噂が世界で囁かれ始めたのです。

それ以降、世界の人々は、ニュージーランドのピノ・ノワールは従来のものとは違うという事実に気づき始めました。ニュージーランドのピノ・ノワールは、この品種の故郷であるブルゴーニュのものと比べて、果実味が豊かでソフトで豊かな表情を持ち、ニュージーランドのピノ・ノワール産地の多様な気候と土壌は、幅広いスタイルのワインを生み出します。

ピノ・ノワールは主にセントラル・オタゴ、ノース・カンタベリー、マルボロ、ネルソンを含むニュージーランド南島の冷涼なワイン生産地で栽培されています。北島では、この気まぐれなことで知られるブドウ品種に適した気候を持つワイララパが主な産地です。最初のブドウが植えられてから100年後の今、この地域には、キャラクターと深みを持つ、ニュージーランドでも屈指のピノ・ノワールを産出する人気の小規模ワイナリーが幾つか存在します。このワイララパを代表する赤ワインは、豊かなフレーバーと暖かみ、黒色系統の果実のアロマを持ち、しばしば果実味が前面に出ないワインとなります。ワイララパはウェリントンから日帰りで行くのにちょうど良い距離です。この地域へのワインツアーの魅力は、多くのワイナリーを簡単に訪れることができるアクセスの良さにあります。

短期間に名声を得ることとなったニュージーランド ピノ・ノワールは、今でも新しい存在と捉えられていますが、今やこの国の赤ワイン品種の第一位であり、ソーヴィニヨン・ブランに次いで輸出量の多いワインです。この5年間で輸出は大きく伸び、今では年間150万ケースを超えるニュージーランド ピノ・ノワールが輸出されています。

ニュージーランドがピノ・ノワール産地としての名声を得たことで、Pinot Noir NZ(ピノ・ノワール・ニュージーランド)というイベントが生まれました。世界でも最も有名なワイン・イベントの一つとなった、4年に一度行われるこのイベントは2022年まで延期となりましたが、2月15日から17日までの3日間、クライストチャーチで開催される予定です。

 

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